電力自由化で電力会社は一度決めたら変えない方が良いのか?

電力の自由化が2016年4月から始まります。

すでに乗り換えを検討している人や、特定の企業がサービスを始めたら、と考えている人もいるのではないでしょうか。

では、一度電力会社を決めてしまったら、他の会社への乗り換えを検討することにはメリットはないでしょうか。

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乗り換えには金銭的負担の軽減が重視される傾向が…

みずほ情報総研株式会社が2015年2月に3500人を対象に行った調査によると、

消費者が電力供給会社選択時に重視する点は、

1位が電力供給の安定性で約8割

次いで2位が電気料金の安さで7割以上となっています。

 

その他の調査項目でも、電力自由化に対して、金銭的な負担の軽減効果を期待する人が多いことが伺えます。

 

▽電気料金値下げへの期待

同調査では、電気料金が“現在より低ければ”乗り換えたいという人は約8割、対して、電気料金に関わらず乗り換えたくないという人は約1割程度に留まるという結果も出ています。

値段の下げ幅では1000円以上、低減率では20%で過半数が乗り換えたいと回答していて、電気料金の削減レベルによっては大半が乗り換えを検討するということが伺えます。

 

▽組み合わせサービスへのニーズ

電力自由化に伴って、電力供給サービスと他サービスとを組み合わせたメニューの提供が想定されます。

どのような組み合わせの利用を希望するかの調査では、

都市ガスやLPガス、クレジットカード、携帯電話との組み合わせによる料金割引との回答が多く、

現在利用している他サービスの料金削減への期待が高いことがわかります。

 

▽節電への期待

電力使用量の「見える化」の利用目的についての調査では、

節電による電力使用量・料金削減が最も多く、重視する機能は、各家電機器別の電力使用量、料金の閲覧およびリアルタイムデータであるという結果になりました。

直接的に節電、節約に繋がるシステムが求められているのだということがわかります。

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先行国の状況~イギリスでは~

1990年代に電力の全面自由化をスタートしたイギリスでは、ガスや水道とのセット販売や長期契約割引など、消費者のニーズに合わせた多様なサービスが展開されています。

このような状況下で、毎年全世帯の1割以上が、契約先の切り替えを行っていて、76%の人が、料金を基準にした乗り換えの検討を行っています。

 

⇒海外の電力自由化の記事はこちら

 

ギリギリまで判断を控えるべき…かも?

現在、電力自由化に際して提供されるサービスや料金メニューの詳細を発表している企業は、ほとんどありません。

各社で検討が進められていて、先行申し込みが開始される2016年1月以降、続々と発表されると予想されています。

 

料金を基準に検討をしたいという人がいくら多くても、肝心の詳細がわからないため、消費者にとって判断の材料が少なすぎる状況です。

例え早い段階で一社に意思が固まったとしても、判断材料が出揃ってから再検討する余地は充分にあるといえます。

 

▽詳細発表が遅れている背景

料金やセット割引などの詳細をなかなか発表されない状況にやきもきしている人もいると思いますが、

発表が遅れている理由として、

「詳細を早々に明らかにすれば、それが指標となって競合他社がより安い価格や類似サービスを打ち出す恐れがある」

と各社が牽制しあっている状況があります。

 

焦って一社に絞らなくていい

現在、電力自由化に際して各社から提供されるサービスの詳細は、消費者に対してほとんど公表されていません。

後になればなるほど、新たな参入企業の登場や、他社よりも魅力的なサービスを打ち出してくる企業が現れて、選択肢が増えていく可能性は非常に高いと言えます。

 

また、今後、電力自由化後の流れの中で、電気料金は刻々と変化していくことになります。

新規参入企業の提供する電力の安定性などが問題になる可能性もあります。

充分に検討して乗り換えたとしても、1年後、状況が大きく変わっている可能性もあるのです。

イギリスの例のように、常に各社の動向に注意し、状況に応じた対応をすることが賢い対応だといえるでしょう。

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