【LEDと蛍光灯】どっちがお得?一目でわかる電気代と寿命の比較
近年ですっかり定着したLED照明。
省エネになると話題になりましたが、実際に蛍光灯とどんなふうに違うのか、よくわからないことも多いですよね?
そこで今回は「LEDと蛍光灯の電気代の比較」と題して、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えしていきます。
「蛍光灯のままでは損なの?」「切り替えようかな」と考えている方などは参考にしてみて下さい。
それぞれのメリット・デメリットはここに注目!
ここではLEDと蛍光灯の二つを3つの項目で比べていきます。
それぞれの
- 電球の価格
- その寿命
- 明るさ
- 消費電力
- 電気代
などを比べていきます。
それぞれのメリット・デメリットをしっかり確認して、導入される方は指標にしましょう。
やっぱりLEDが良い…?
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では実際に具体的な数字で比べてみます。
まずは各項目を個別に見ていきましょう。
- 電球の価格
蛍光灯
⇒1,000円前後
LED
⇒1,500円前後
これは一本当たりの価格です。
これだけ見るとLEDは高いように思えますが、大切なのは1本の寿命がどのくらいなのか?です。
- 寿命
蛍光灯
⇒平均10,000時間/1250日(1日8時間使用する計算)/3.4年
LED
⇒平均40,000時間/5,000日(1日8時間使用する計算)/13.7年
寿命に関しては圧倒的にLEDの方が長いです。
10年以上電球の交換をしなくて良いというのは最大のメリットかもしれません。
つまり、同じ40,000時間(13.7年)使った場合、
LEDは約1,500円
蛍光灯は買い替えが必要なので、約4,000円かかる計算になります。
もちろん部屋や電気の個数分、この金額に掛け算されます。
- 明るさ
蛍光灯
⇒60~70ルーメン
LED
⇒70~90ルーメン
ルーメンというのは明るさを表す単位ですが、70という数値が境になっていますから
両者の明るさは、ほぼ同等か、ややLEDの方が明るいと言えます。
- 消費電力
蛍光灯
⇒12W
LED
⇒6W
消費電力に関しましては分かりやすく、LEDは蛍光灯の半分です。
- 電気代
さて、最も気になるであろう、両者の電気代についてです。
この前項の“消費電力”の数値からも分かる通り、単純に「使用した電気代のみ」を計算すると、
LEDの電気代は蛍光灯の半分の料金になります。
比較結果をまとめるとメリット・デメリットはこうなる!
さてここまで簡単な項目に分けて比較してきました。
やはりLEDはとてもお得に見えますよね?
しかし、あくまで「使用した電気代のみ」ですので、
例えば「室内の蛍光灯をすべてLEDに変える!」となったら当然リフォームなどの費用がかかります。
リフォーム費用はバラつきもありますが、おおよそ10,000~20,000円前後と考えておくと良さそうです。
もちろん電球を変えるだけで済むものもありますが、月々の電気代だけでなく、そのあたりの費用も念頭に置く必要があるのです。
では、この部分も含めて蛍光灯とLEDにおけるメリット・デメリットをまとめてみましょう。
【蛍光灯】
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メリット
- 明るさはLEDとあまり変わりがない。
- 使用するためのリフォーム費用は(通常)かからない
- 電球の単価は安い
デメリット
- 数年ごとに電球の交換が必要になる
- 電気代(電気消費量)はLEDの2倍
【LED】
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メリット
- 月々の電気代が蛍光灯の半分
- 電球の交換が10年以上不要(長寿命)
デメリット
- 使用のためにリフォームが必要な場合がある
- 蛍光灯と明るさに大きな差が無い(使用環境により蛍光灯より暗く感じることもある)
- 電球の単価が高い(しかし年々値下げの傾向がある)
※今回の比較はあくまで「電気代」と中心にした比較ですので、例えば「明るさ」を基準にした比較ならばまた違った側面が見えてきます。
まとめ
今回は“電気代”とその他の費用を基準に比較しました。
やはり電気代においてはLEDの方にメリットが多いようですね。
またリフォームが必要な場合、費用がかかるとお伝えしましたが、LEDに切り替えて削減できる電気代の分で1~2年程度で元は取れます。
さらに、お住いの自治体によっては補助金が出る場合もありますので、もし新たにLEDを導入される場合は調べてみるといいかもしれませんよ!